お墓の永代供養とは

お墓の永代供養とは、お墓参りできる人がいない場合にお寺や霊園が代わって管理や供養をしてくれるというものです。その期間は永代に渡って供養してくれる場合と、十七回忌、三十三回忌、五十回忌までと節目がある場合と寺院や霊園により様々で、その呼び名も永代供養墓(えいたいくようぼ)、永代供養廟(えいたいくようびょう)などと様々です。永代供養の場合は他の人と同じ納骨堂や霊廟に安置されるのが一般的ですが、一般のお墓のように個々に墓石を立てるタイプや大きな石碑を立て複数人で納骨室を使う場合もあります。その費用は、10万円台から上は100万円超えまでと幅がありますが、50~60万円が最も多いゾーンです。

この費用は最初に支払えばその後追加でお金がかかることは基本的になく、契約の期間(永代の場合は永久に)管理費やお布施などの必要はないという特徴があります。一般的なお墓は購入することで永代使用権を受けます。これはお墓のある土地を使用していい権利で、土地自体を購入しているわけではないのです。お墓を購入しても固定資産税などがかからないのはそのためです。

そのお墓を受け継ぐ人は代がかわったら管理料などを再度支払えばその権利は継続されます。しかし、継続の管理料が支払われない場合は、ある一定期間を超えると永代使用権は抹消されてしまいます。そのため、次の世代にお墓を引き継ぐ人がいない場合は、永代供養墓を選ぶケースが増えています。

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