葬儀の準備の一般的な流れ

初めて葬儀を出す人は、何を準備すればいいのか分からず戸惑うものです。基本的な準備の仕方は以下のとおりです。まず最初に喪主を決めます。配偶者が一般的ですが、配偶者がいない場合は原則として血縁の濃い順に選びます。

長男、次男、男子がいない場合は嫁いでいても長女、次女の順になります。子がいない場合は父、母、兄弟の順です。但し、故人が生前に喪主を指定していた場合はそれに沿うようにします。次に宗教形式を決めます。

これは故人の意向に従うのが原則です。宗旨が分からない場合は郷里や本家筋に確認しましょう。次に規模を決めますが、これも故人の意思を尊重します。故人が何も言っていなかった場合は、遺族間で話し合って決めます。

次に日程を決めます。基本的には、死亡した日に納棺、翌日に通夜、その翌日に葬儀・告別式という流れになります。友引の日は葬儀をしないのが普通です。これは全くの迷信ですが、年配の方はこだわりますし、友引の日は火葬場が休みの場合も多いので、避けた方が無難です。

次に式場を決めます。自宅で行う場合も多いですが、マンションやアパートなどでスペースが確保できない時は、地域の寺院や公民館、葬祭会館で行います。最近は葬儀社に全てを任せられる葬祭会館を選択する人が増えています。地方では地域のつながりが密接で、お寺との付き合いもあるので準備は比較的進めやすいのですが、都市部では全てを葬儀社に委ねるケースが多くなります。

その場合、業者選びが非常に大切になります。冠婚葬祭互助会に入っていたり、近くに信頼できる業者がいる場合は良いのですが、そうでない場合、より良い業者を探すのは簡単ではありません。最近はインターネットで複数の業者から一括で見積もりを取れるサイトもありますから、そうしたサービスを活用するのもおすすめです。

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